DE20Hsx0ExtKYK (0FX 汎用型 旧型国電サウンドデコーダ)  生産終了  2019/08/05 更新

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SIZE: (73 x 15 x 2.9 mm) 
標準添付 (消耗品)
  • 電解コンデンサ * 1
  • 熱収縮シュリンク
  • 放熱シール

※より小型の低ESRコンデンサ分売可能です

DP1定義 :  ( DE20sx0KYK.ini

CVリスト : ( DE20SX0_KYK_CVLIST.pdf  )

※本製品は上級者向けです。サポートも、上級者を前提として行います。電子工作の知識がある程度あることを前提としています。また、操作に関しても、DP1を前提として行いますのでご注意下さい。

1.概要

1.1 開発コンセプト

1.2 Sound機能

·        タイホン、走行音など音量を細かく設定できるようになりました。(ver.20以降 2011.2出荷分より)

·         短、長タイホン音  F2(初期設定)の押し方で鳴らし分けます。

·       タイホンは2種類収録していて、CV120.2=1 で切り替えられます。

·         実際の走行速度に連動した駆動音、及び惰行運転の実現

·      惰行音を再生していますが、CV120.4=0で消すことが出来ます

·         コンプレッサー音  

·          停止時ブレーキ音

·         ブレーキ排気音

·         ドア開閉


         

1.3 Analog環境

·       本デコーダは、基本的に、DCC専用ですので、ANALOG運転については、性能保証はできません。

·         デコーダは、スパーク等により内部設定値が化けて、リセット操作が必要な場合がありますが、本デコーダでは、DCCコントローラによってのみリセットが可能です。

·         7Vで、ヘッドライト、テールライトが点灯します。 (別売FX基板)

·         8Vでブレーキ排気音とともに、タイホンが鳴るとともに、走行開始いたします。約7Vで停止いたします。デコーダは、線路電圧を測定して、その電圧によって、速度を決定しますので、下り勾配の時も速度が抑制されます。また、低速でも十分な牽引力を発揮します。
※走行開始電圧と走行停止電圧が異なるのは、起動時の線路電圧の低下による誤作動を回避するためです。

·         6.5V-7Vの範囲に電圧を落とすことにより、ブレーキ音とともに、停止させることが出来ます。

·         パワーパックは、十分容量のある純直流パワーパックを使用することで性能を発揮することが出来ます。パルス式や半波整流式のパワーパックの場合にはパワーパックとの相性により、走行が不安定になる、あるいは逆方向に走る可能性があります。

·         22V以上発生するものを使用した場合には、故障の可能性があります。ちなみに、高周波の電圧はテスターでは正しく計測できないので、気をつけてください。

 

1.5 運転方法 (DCC)

  1. F0=onで、前照灯が点灯します。電車が停止しているときは、減光状態になっています。 
  2. F1=onでテールライトが点灯します。 
  3. これで運転準備ができました。
  4. F7 をoff -> onでドアが開く音、on -> offでしまる音が出ます。
  5. F2=on でタイホンがなります。押し方で、長短ホイッスルの表現を行います。
  6. F3はブレーキ操作をイメージしています。on -> offでブレーキエアーが抜ける音がします。
    また、off->on 吊掛け音から惰行音に切り替わります。低速時にはブレーキの音も出ます、
  7. スロットルを上げます。
  8. 前照灯が明るくなります、 
  9. 吊り掛け音とともに加速を始めます。
  10. 速度が上がるとともに吊り掛け音も変化していきます。
  11. 所定の速度になったところで、スロットルを少し戻します。F11の操作でも実現できます。
  12. 吊り掛け音が途切れるとともに、惰行運転状態となります。
  13. 実車であれば徐々速度が落ちてくるのですが、デコーダの機能により一定の速度で走り続けますから、少しずつスロットルを絞っていくと実感的になります。
  14. 駅に進入したときなどは、F4ボタンで、一時的に減灯状態にすることができます。
  15. 再加速をするために、スロットルを少し上げます。再度、吊り掛け音が力行状態になります。F11の操作でも実現できます。
  16. 十分速度を落として、停車駅に進入します。
  17. F3の操作(on -> off)でブレーキの排気音がでます。
  18. 停止直前になると、ブレーキのスキール音が鳴り始め、完全停車となります。
  19. F7をoff -> onでドアが開く音がします。
  20. ときどき、コンプレッサーが動作します。
なお、ライトファンクションやサウンドファンクションとファンクション番号は自由に割付変更可能となっています。初期設定時には、操作できるファンクションの少ないスロットルでも十分に楽しめるようにF0-F8に基本的なファンクションを割り付けてあります。

2.結線

レール入力、モータ出力、コンデンサ、スピーカは 基板の配線ランドへ直接ハンダ付けするようになっています。

配線後、添付の熱収縮シュリンクにて基板全体をシュリンクすることができます。高温のドライヤーで熱するとシュリンクできます。

基板の背面は、配線がむき出している部分があるので、車両等との絶縁は完璧に実施してください。

 

外部FX基板 ( NGDCC EXT FX4 )の取付け 別売
4FX
 NGDCC EXT FX4 基板1枚で4FXのファンクションとなります。

結線は3本の配線で行います。

 

 

8FX

NGDCC EXT FX4 基板 2枚で8FXのファンクションとなります。

結線は3本の配線で行います。

ジャンパー線により区別します。

 

 

 

3.仕様

 

項目

内容

DCC動作電圧

7 – 22V(絶対定格)

出力電流

MOTOR

連続 1.5A   瞬間3A(50msec以内)

合計

連続 2A ピーク5A(50msec以内)
※連続出力は、放熱無限大の条件です

サウンド出力

8 ohm 1W BTL

※外部AMP等の接続不可

PWM周波数

20KHz
ただし、BEMF有効時は、約100Hzの周期でモータ逆起電力を取得する為に、出力を一時的にCUTするので、多少振動します。

加減速

対応

Speed Step

14,28,128 ステップ
start , mid , max ナシ
27スピードテーブル

アドレス設定

1 - 10239

プログラミングモード

全プログラミングモード

総括制御

対応

CV値リセット

CV8=103の書き込みで出荷時状態にリセット

4.電流制限の考え方

  1.  10msec毎の間隔で、電流値を測定します。

  2. 設定値の120%の電流で、直ちにトリップします。

  3. 4サンプリング毎の移動平均を行い、設定値の電流でトリップします。

  4. 短絡時には、設定値を大きく超える電流が流れてしまいます。

  5. 項目 2.の感度を、CV206の短絡検知閾値の設定により調整できます。

  6. 電流測定は、MOSFETのON抵抗値による電圧を測定しますが、誤差が +-20%程度見込まれるため、設定値を過信しないように安全サイドに考慮して設定してください。

  7.  電流制限設定値の120%の電流で直ちに出力カットをしますが、完全トリップを行わず、約10msec後復帰させます。ただし、約500msecの間に同様の、出力カット〜復帰の繰返しが発生し、その回数が短絡検知閾値を越えた場合に、完全トリップします。

  8. トリップが発生した場合には、CV30に回数、CV207にトリップ電流が記録されます。いずれも必要に応じて手動でクリアしてください。

  9. 短絡検知閾値を大きくすることにより感度を鈍くしますので、ストレスが大きくなり故障、または出力カットをしないことによる短絡部分あるいは、電流経路でもっとも脆弱な部分の焼損のリスクが高まります。

  10. 本デコーダは定格電流に対する、素子定格余裕がありませんので、ご注意ください。

  11. コアレスモータ使用の場合は、起動時に短時間大きな電流が流れるために、保護トリップしてしまいスムースに起動できない場合があります。

 

5.試聴およびスピーカ分売

デコーダ購入者の便宜を図るために、スピーカの分売を行います(直販のみ)なお、デコーダと同時購入の場合には、20% 0ffといたします。(←詳細はクリック)
※なお、供給が不安定なため、スピーカ売切れの際はご容赦ください。