DE12K インストレーション 2006/09/10 更新
DE12K は、ヘッドライトについては配線加工等の必要の無いプラグアンドプレイデコーダです。
しかし、給電のコンタクトや、モータ配電のコンタクトの状況によっては、安定した給配電の為に半田付が必要な場合があります。
ここでは、EF66(後期型ブルトレ仕様)を使っております。屋根裏等の削り加工が必要となります。
ここではまた、既存基板のLEDを流用せず、電球タイプのLEDを使用しています。
DE12Kは既存の基板と、LEDの取り付け穴の位置が同じですから、既存の基板のLEDの足の寸法を測りながら、新しいLEDの足の曲げ加工を行います。
LEDの半田付けは、表面のみで十分です。
また、モータ配電部へ予備半田を行います。予備半田は、基板を半田ごてで十分に熱してから半田を流し込みます。車両に搭載してからですと、車体のプラスチックに熱が伝わりすぎて変形の恐れがあります。
※注意
モータ配電線と集電板の絶縁を行うために、少し集電板を削ります。
あらかじめ、マジック等でモータ配電線が接触している位置を記しておきます。
集電板の外側を各々0.5〜1mm程度削り取ります。
また、矢印の凸部は、デコーダの集電部と接触する部分なので、この部分が確実に接触するように、少し持ち上げた方が良いでしょう、接触不良がおきている場合は、この部分を疑ってください。
製品付属のポリイミドテープを適当な大きさに切って、集電板の削った部分に巻きつけ、余分な部分をカットします。
ポリイミドテープをうまくさばきながら、集電板をもとの位置に取り付けます。
モータ配電部を半田ごてですばやく取り付けます。やけどと、熱しすぎによる車体の変形に注意が必要です。
基板が正常に取り付けられているかどうか、走行テストを行います。
デコーダの初期設定アドレスは ”3”です。
まず、ヘッドライトの点灯を確認します。ヘッドライトがうまく点灯すれば、少なくともデコーダへの給電は成功しています。
スロットルを上げて、走行を確認します。全く走行しない場合には、モータ配電部を確認してください。
もし、一方しか走行しない場合は、デコーダ不良です。
基板部を手で押えたりして、接触不良になっていないか確認してください。接触不良の場合は、集電板の微調整が必要です。
下図の四角い部分が部品と干渉する部分で、リューターで削りこんでいます。
特に、黄色の部分は深く削る必要があるので、少しずつ確認しながら作業を進めてください。ちなみに、この部分は凹んだ部分と面一の状態まで削っています。