DE2k インストレーション 2004/03/31 更新
DE2k は、配線加工等の必要の無いプラグアンドプレイデコーダです。
しかし、給電のコンタクトや、モータ配電のコンタクトの状況によっては、安定した給配電の為に半田付が必要な場合があります。
ここでは、車体のボデイ加工の不要なEF65を使っておりますが、一般的には、屋根裏等の削り加工が必要となります。
また、そもそも、デコーダの大きさによって、取り付けられない場合もあります。
基板は、@の爪で引っ掛けて、Aの部品で取り付けられています。したがって、Aのストッパーを慎重に取り外して、基板を右側にずらせば取り外すことが出来ます。
LEDの取り外しには、いきなり半田鏝を当てるよりも、はんだ吸い取り線に、無洗浄フラックスを染み込ませて半田鏝を当てるときれいに、はんだが吸い取られて、簡単に取り外せます。
DE2kでは、取り付け穴の位置が、元の基板と同位置にありますから、そのまま、差し込んで、裏から半田付をします。
モータ配電線と集電板の絶縁を行うために、少し集電板を削ります。
あらかじめ、マジック等でモータ配電線が接触している位置を記しておきます。
集電板の外側を各々0.5〜1mm程度削り取ります。
また、矢印の凸部は、デコーダの集電部と接触する部分なので、この部分が確実に接触するように、少し持ち上げた方が良いでしょう、接触不良がおきている場合は、この部分を疑ってください。
製品付属のポリイミドテープを適当な大きさに切って、集電板の削った部分に巻きつけます。
ポリイミドテープをうまくさばきながら、集電板をもとの位置に取り付けます。
@の爪に引っ掛けながら、モータ配電線をうまくさばいて、取り付けます。
ストッパーを慎重に取り付けます。少し硬いので、基板に力がなるべく掛からないように気をつけてください。
モータ配電線は、デコーダ基板とうまく接触しているように見えても、接触不良になっている場合があります。
接続を確実にするには、軽く半田で止めておくと良いです。半田を使う場合には、ストッパーが溶けないように一旦取り外した状態で半田鏝を使用してください。
基板が正常に取り付けられているかどうか、走行テストを行います。
デコーダの初期設定アドレスは ”3”です。
まず、ヘッドライトの点灯を確認します。ヘッドライトがうまく点灯すれば、少なくともデコーダへの給電は成功しています。
スロットルを上げて、走行を確認します。全く走行しない場合には、項番8.のモータ配電部を確認してください。
もし、一方しか走行しない場合は、デコーダ不良です。
基板部を手で押えたりして、接触不良になっていないか確認してください。接触不良の場合は、集電板の微調整が必要です。
車体の取り付けは、デコーダと干渉している部分を慎重に削りながら、加工する必要があります。
DE2kは全て、通電チェックをしておりますが、もしデコーダ不良の疑いがある場合には、デコーダ基板のみを、送料ご負担の上(普通郵便で、返送切手を同封の上お願いいたします)、送付してください。デコーダに問題がある場合には、正常なものとお取替えさせていただきます。けっして、車輌本体に組み込んだ状態で送らないで下さい。