DE18 EF63K (KATO製 N EF63 #3057 専用デコーダ) 製品終息 2008/10/17 更新


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※製品は、デコーダ本体のみです。

DP1定義(DE18.ini)

ドキュメントダウンロード :DE18_EF63K MANUAL (pdf)

 ※キハ30,35への搭載厳禁(モータ給電位置が異なります)

DE22x6Kに統合

1.概要

2.BEMF調整

モーター個体差の影響も大きいですが、確認を行った車輌において、起動前後の超低速時に走行が若干不安定となるケースがありました。その場合には、BEMFのパラメタを以下の値に変更してみてください。

[ CV55=5 , CV57=40 ]

 

3.仕様

項目

内容

DCC動作電圧

7 – 22V(絶対定格)  12Vを推奨

出力電流

MOTOR

連続 0.5A   瞬間2A(50msec以内)

FUNCTION * 4

FX 12mA 定電流出力

合計

連続0.5A ピーク2A(50msec以内)
※連続出力は、放熱無限大の条件です

PWM周波数

16KHz
ただし、BEMF有効時は、約100Hzの周期でモータ逆起電力を取得する為に、出力を一時的にCUTするので、モータによっては多少振動します。

加減速

対応

Speed Step

14,28,128 ステップ
start , mid , max
値変更可能
28
スピードテーブルナシ

アドレス設定

1 - 10239

プログラミングモード

全プログラミングモード

総括制御

対応

CV値リセット

CV8=103の書き込みで出荷時状態にリセット

アナログ運転 アナログ運転における性能保証は
いたしません。

4.運用

 

ライト制御

EF63は、横川〜軽井沢の補機仕業が主な用途です。また、2重連での運用となります。この場合、EF63同士の連結面では、ヘッドライト及びテールライトを消灯しなければなりません。本デコーダをはじめ、NGDCCの多くのデコーダでは、独自に連結面設定機能(CV61)によって、この機能を実現しています。

具体的には、以下のように設定すればよいです。ここで、2輌のアドレスの割振りですが大抵は2輌単位で運用するのであれば、同一アドレスを振っておいて差し支えないでしょう。

ちなみに、CV61=3がデフォルト値となります。

本デコーダでは、ヘッドライトは、”F0”、テールライトは”F1”に固定されています。(割り振りの変更は出来ません)。

したがって、

1.         軽井沢方へ列車を押し上げるときは、F0=off,F1=on で横川方の機のみテールライトが点灯します。

2.         横川方へ下るときは、F0=on,F1=offで横川方のみヘッドライトが点灯します。

3.         単機の場合には、F0=on,F1=onによって、ヘッドライト、テールライトが点灯します。

4.         もちろん、機関車同士の連結面は点灯しません。CV61=3のデフォルト値に戻すことによって通常の点灯となります。

5.         なお、CV61の設定は、アナログ運転時でも有効となっています。

 

総括運転時の協調運転について

本デコーダは、BEMF制御を行っているので、同一の機関車であれば、速度同期の精度はある程度期待できますが、完全な速度同期の性能保証はできません。また、列車の補機運用の場合、列車側のデコーダと速度同期のための調整を行う必要があります。特に、動力車の間に自重の軽いT車を挟むような場合、連結が外れ、また浮き上がり脱線が起こる可能性が高いと思われます。なお、簡単な速度同期手順を以下に示しますが、これによってどの程度実用となるかは判りません。本デコーダを搭載しても、うまく協調できない可能性がありますので、あらかじめご承知おきください。

1.         本デコーダでは、スタート電圧(CV2)、中間電圧(CV6)、最大電圧の(CV5)の3点しか調整できません。したがって、列車側もCV29BIT4=0として28スピードテーブルを使用しない設定となっていることを確認します。

2.         スロットルをたとえば 1/28の位置にして、両者のスピードが近くなるように、CV2を調整します。

3.         スロットルを 14/28位の位置にして、両者のスピードが近くなるように、CV5を調整します。

4.         中間電圧を設定したい場合には、スロットルを 10/28の位置にして、CV6を調整します。

もし、中間車が脱線しない程度に調整できれば成功といえます。