DE11 (動力車デコーダ) 生産完了 2006/11/14 更新
DE11 SIZE( 30 * 11 * 2.2 mm) ※基板厚 0.5mm |
DE11P SIZE( 30 * 11 * 3 mm) ※絶縁チューブ入り,基板厚 0.8mm |
DE11Y(結伝杜仕様)
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DP1定義(DE11.ini)
ドキュメントダウンロード :DE11 MANUAL (pdf)
DE11は、0FX BEMF デコーダの決定版として開発しました。
オリジナル型式はDE1です。DE1からDE11までの変遷は、以下の通りになります。
DE1〜DE8Y2〜DE11。
DE1は、中間動力者車用のデコーダとして、ライト機能を省略してコスト重視ながらも、BEMFを装備していましたが、CPUの制約により外形の大きさに難がありました。その後、小型のCPUがリリースされ早期に、DE11のリリースを目論見ましたが、CPUの入手に時間がかかり、つなぎとして、DE8Y2をリリースしていました。
DE11は、サイレント駆動による、BEMFデコーダです。サイレント駆動とはモータを駆動するPWM周波数を可聴域外(10KHz以上)にしたものを一般的に示します。BEMFデコーダとはPWMパルスの無電期間に、モータ自身が発電している電圧を計測して、回転速度を推測して、常に一定の回転速度で回転させようとする機能です。
StartDelayという機能を追加しています。これはノッチを投入してから実際に動くまでの時間設定できます。たとえば、停止時減光機能をもつライトデコーダや、現在開発中のサウンドデコーダと組み合わせて使用した場合効果的です。たとえば前者の場合、ノッチ投入とともにヘッドライトがハイビームとなってから、走行し始めます。後者の場合には、ブレーキ解放音の後に走行し始めるという設定が可能となり実感的となります。
RAILA (赤) RAILB (黒) |
DCC信号の入力 |
MT1+(橙) MT1−(灰) |
MT1モーター出力 |
DE11は、片面実装基板を使用していますので、裏面に配線パターンが存在しないので、裏面については絶縁の必要はありません。
項目 |
内容 |
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DCC動作電圧 |
7 – 27V(絶対定格) |
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出力電流 |
MOTOR |
連続 1A 瞬間3A(100msec以内) |
PWM周波数 |
約16KHz |
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加減速 |
対応 |
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Speed Step |
28,128
ステップ |
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アドレス設定 |
1 - 10239 |
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プログラミングモード |
全プログラミングモード |
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総括制御 |
対応 |
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CV値リセット |
CV8=103の書き込みで出荷時状態にリセット |
アナログ運転 | アナログ運転における性能保証は いたしません。(update 2006.10.1) |
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項番 | テスト項目 | NMRA規定値 | 実測値 |
結果 |
1 | "1" BIT MARGIN |
52 <-->64 (usec) |
44<-->66(usec) |
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2 | "1" BIT DUTY |
64:41(39.0%)<-->41:89(68.5%) |
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3 | "0" BIT MARGIN |
90 <-->10000 (usec) |
65<-->12000(usec) |
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4 | BAD ADDRESS | |||
5 | BAD BIT | OK | ||
6 | ALL ADDRESS |
1 <--> 10239 |
||
7 | ALL CONSIST ADDRESS |
1<-->127 |
||
8 | CV Program | Paged Mode -> Direct Mode -> OPS Mode -> |