NGDCC システム構成情報 更新2009/04/10
赤い箱+周辺機器で 本格的なDCCシステムを構築する
赤い箱(DP1)は、当初は、高機能なデコーダプログラマとして開発しましたが、同時に簡易コマンドステーションも実装しています。この簡易コマンドステーションの機能を拡張して本格的なDCCシステムを構築することが出来ます。
DP1は、定格出力は1Aしかありません。この出力を補うのが、Boosterです。DP1とBoosterの結線は、RJ11ケーブル(NGBUS)にて行います。このケーブルは、digitrax,lenz,nceで使われているものと同じものです。
Boosterは、4Aの出力容量があります。既定では、12VのスイッチングDCアダプタを使用し電圧の調整は出来ません。すなわち、12Vのアダプタを使用すれば、+-12VのDCC出力となり、15Vのアダプタを使用すれば+-15VのDCC出力となります。 これにより、小型化と低コスト化を実現しています。
Boosterには、マイコンを搭載しており、出力電圧、電流の監視及び、限定的なコマンドステーションとしての機能も有します。電圧、電流情報は、NGBUSを経由して、パソコンに取り込みます。 (2009年夏頃実現)
Boosterは、既定ではプログラミング信号を、カットするので、本線上にプログラミングモードの信号が流れることはありません。
NGBUS
SWは、外部SWインターフェースで、光カプラで絶縁をしながら、外部SWを接続することが出来ます。一般的な開閉SWだけでなく、KATO 、TOMIX等のポイント切り替えスイッチを接続して、NGBUSを経由してパソコンに取り込みます。また、信号扱い操作パネル等の作成も可能となります。 (2009年末頃実現)
NGBUS USBは、パソコンとNGBUSを接続する機器です。
NGBUS は、NGDCC専用の接続バスです。RS485ベースですので、物理レイヤは
lenz , nce
と同等のものです。もちろんプロトコルは異なりますので、相互の通信はできません。
DCCMONは、DCC信号を解析する機器です。線路に流れるDCC信号の解析ログを採取するほか、DCC信号から列車情報を読み取って、DPから出力させることが出来ます。
これにより、Digitrax 、lenz , mrc などのスロットルを、NGDCCの外部スロットルとして使用することが出来ます。これは、他社の出力信号をもとにNGDCCのスロットル命令に変換するために、容易に組み込むことが出来ます。(2009年末頃実現)
例えば、運転会開催時などで、DCCのメーカを無理に統一しなくても良くなります。DCCMONを複数接続することにより、複数メーカのスロットルの同時使用が出来ます。どの列車アドレスをDP1に取り込むかどうかの設定は、PC上で設定します。(2009年末頃実現)
2009年中の展開予定
NGDCCのPC上のソフトウエアとしては、DccPgm3及びDP1xをすでにリリースしています。DP1xのSDKによって上記機器の機能の使用した独自ソフトウエアの構築ができます。
DccPgm3の各画面は完全にモジュール化されており、”Command
Station”画面は大幅に機能拡張中です。まずは、連動機能による、ポイントの連動をリリースします。
(2009.4中)
|
外部スロットルの開発も計画中です。
GUIによる総括制御検討中です。