アクセサリデコーダCVプログラミング仕様 2021/03/24 更新
SNJPNのアクセサリデコーダでは、全てのアクセサリーデコーダプログラミング方式に対応しています。
しかし注意していただきたいのは、実はほとんどのアクセサリデコーダはアクセサリプログラミングモードには対応していません。車載デコーダのCV値はCV1〜ですが、アクセサリデコーダではCV513〜で始まります。NMRAでは互換モードが同時に規定されていて、車載デコーダと同様にCV1〜に読み替えてプログラミングすることを許しています。SNJPNでは、どちらのモードにも対応していて、初期設定は互換モードに設定されていますが、CV29を設定してアクセサリデコーダ正式モードに変更してしまうと、一般的なコマンドステーションでは再設定できなくなってしまうので注意してください。
(※DirectModeでCV8=103によって初期化することは可能です。)
アクセサリデコーダプログラミングモードには、車載デコーダと同様にOPSモードもありますが、残念ながらこのコントロール信号に対応したコマンドステーションもほとんどありません。車載デコーダとアクセサリデコーダでは、OPS信号も異なります。そもそも、車載デコーダのアドレス”1”とアクセサリデコーダのアドレス"1"は全く異なるDCC信号です。DP1では、勿論この信号を送出することができます。
SNJPNでは、このOPSモードに関して、NMRA規格を逸脱しますが、通常のコマンドステーションで取り扱えるように拡張しております。デフォルトの互換モードの状態で、PGMモードにした場合に限り、車載デコーダのOPSモードに対応します。
SNJPNでは、さらにDigitrax社製 DS51Kに見られるような、簡易アドレスプログラム方式(FastAdrsPgm)にも対応しています
デコーダのアドレスのみ変更したい場合には、この方式が最も簡単です。
手順:
コマンドステーションのOFFLINEを確認します。
PGMモード(スイッチの場合と、リード線の場合があります)に切り替えます。
コマンドステーションをONLINEにします。
変更したいデコーダアドレスを選択して、コマンドを送出します。
この時点で、新しいアドレスに変更されています。
複数出力 (4ch,8ch等)持つものでは、4.の手順をch数分連続して実施して下さい。
注意事項:
アドレスの変更は、コマンドステーションをONLINEにしてから1回だけ可能です。
この機能は、CV572(CV60)のBIT2を0にすることにより、無効化できます。
運用時には、PGMモードに設定しないでください。線路ショート等により、手順1.2.3.が行われてしまい、想定外のアドレス変更が起きる可能性があります。
車載デコーダと同様に、CV513〜をCV1〜に読替えてプログラミングする方式です。
※DA3の場合は、出力にポイントを接続するか、白熱灯あるいは、300ohm
1/2W程度の抵抗を接続してください。
※DA4の場合は、F1出力にポイントを接続するか、白熱灯あるいは、300ohm
1/2W程度の抵抗を接続してください。ただし、DA4r3_extinでは不要。
手順:
PGMモードに切り替えます。
プログラミングトラックに接続します。
車載デコーダと同様にプログラムが可能です。
OPSモードについて
この互換モードの時は、車載デコーダと同様に、CV513〜をCV1〜に読替えてOPSモードでプログラミングできます。また、CV値の読み出しは不可能です。
手順:
PGMモードをOFFにしておきます。
コマンドステーションをONLINEにします。
5秒以上待った後に、PGMモードに切り替えます。
スロットルで、アクセサリデコーダのアドレスと同じ車載デコーダのアドレスを選択して、OPSモードでプログラミングします。
注意事項;
PGMモードの状態で、コマンドステーションをONLINEに切り換えた場合、2.1FastAddressProgrammingモードと同様の手順となってしまい、想定外のアドレス変更が起きる可能性があります。
このモードは、NMRA正式のプログラミングモードですが、大半のシステムは2.2互換モードプログラミングに対応するために、SNJPNデコーダも、工場出荷時はこのモードにはなっていません。
このモードに変更するためには、CV541(CV29)のBIT7=on にします。ただし、このモードに変更した場合は、DirectモードでCV8=103で工場出荷時状態に戻さない限り、お使いのコマンドステーションで変更できなくなる可能性があるので注意してください。
※DA3の場合は、出力にポイントを接続するか、白熱灯あるいは、300ohm
1/2W程度の抵抗を接続してください。
※DA4の場合は、F1出力にポイントを接続するか、白熱灯あるいは、300ohm
1/2W程度の抵抗を接続してください。ただし、DA4r3_extinでは不要。
手順:
PGMモードに切り替えます。
プログラミングトラックに接続します。
プログラム(CV513〜へのアクセスが必要です)が可能です。
OPSモードについて
アクセサリデコーダ専用の制御信号ですが、対応しているコマンドステーションは不明です。
CV値の読み出しはできません。
PGMモードのON/OFFに関係なくプログラミング可能です。