DA7 (1FX ポイントデコーダ 分岐方向表示) 2007/04/05 更新
SIZE:シュリンクを除く正味寸法 (24*11*2.5 mm)
DP1定義(DA7.ini)
ドキュメントダウンロード :DA7 MANUAL (pdf)
DA7は、1FX ポイントデコーダです。
分岐方向表示用のLED出力を持っており、レイアウトに配置することにより運転中に分岐方向を容易に確認することが出来ます。
1. 両極性ポイント(KATO,TOMIX)駆動可能
2. 3線式ポイント(PECO..KATO固定ポイント)駆動可能
3.
レマコ社等のポイント駆動可能
PWMで転換速度が調整できます
4. Tortoiseポイント(スローアクション)駆動可能
5. スローアクション保持電流調整機能
6. 分岐方向表示
7. 外部電源入力用の配線つき
※DA7は入力電圧に対して、出力電圧が約2Vの降下がありますので、線路電圧が低い場合にはソレノイド(電磁石)式のポイントに対しては、不転換等の現象が起こりえますのでご注意ください。時に、TOMIXのポイントでは失敗する確率が高くなります。また、頻繁な切替により電磁石が発熱し磁力が弱まることがあることも十分認識してください。
ただし、外部電源入力配線から、12-15V程度の十分な電圧を供給することにより、確実に転換を行えます。
分岐方向表示は、レイアウトに配置することにより運転中に分岐方向を容易に確認することが出来ます。LED出力で既に定電流化(10mA)されておりますので、抵抗器は不要です。
この出力は、分岐方向によって、点滅させることが可能となっており、レイアウトが密集していたり、多少はなれたところでも容易に分岐方向を確認できますので、運転会などに威力を発揮するでしょう。
Tortoise等スローアクション系のポイントマシンは、転換後も常に電流を流し続けることによって、ポイントを固定します。DA7では、転換時間(0.1〜3秒)のPWMと転換後のPWMを各々を設定することにより、ポイントを転換する速さと、固定する力を調節することが可能です。
RAILA (赤) RAILB (黒) |
DCC信号の入力 |
M+(橙) M−(灰) |
ポイントモータ出力 |
Ind+ (緑) Ind− (紫) |
分岐方向表示灯出力 LED専用 定電流化してありますので、抵抗器は不要です。 |
PGM(黄) |
RAILA,もしくはRAILBに接触させることによりプログラミングモードになります。 |
デコーダのアドレスのみ変更したい場合には、この方式が最も簡単です。
手順:
コマンドステーションのOFFLINEを確認します。
PGMモード(黄色の線を、赤もしくは黒線に接触させます)に切り替えます。
コマンドステーションをONLINEにします。
変更したいデコーダアドレスを選択して、コマンドを送出します。
この時点で、新しいアドレスに変更されています。
注意事項:
アドレスの変更は、コマンドステーションをONLINEにしてから1回だけ可能です。
この機能は、CV572(CV60)のBIT2を0にすることにより、無効化できます。
運用時には、PGMモードに設定しないでください。線路ショート等により、手順1.2.3.が行われてしまい、想定外のアドレス変更が起きる可能性があります。
車載デコーダと同様に、CV513〜をCV1〜に読替えてプログラミングする方式です。
出力にポイントを接続するか、白熱灯あるいは、300ohm
1/2W程度の抵抗を接続してください。
手順:
PGMモード(黄色の線を、赤もしくは黒線に接触させます)に切り替えます。
プログラミングトラックに接続します。
車載デコーダと同様にプログラムが可能です。
項目 |
内容 |
|
DCC動作電圧 |
7 – 22V(絶対定格) |
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出力電流 |
MOTOR |
連続
1A 瞬間3A(100msec以内) |
アドレス設定 |
1 - 2044 |
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プログラミングモード |
全プログラミングモード |
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CV値リセット |
CV8=103の書き込みで出荷時状態にリセット |
|
ポイントの転換には、最低でも10Vの電圧が必要です。しかしながら、給電線路の電圧降下により思いのほか電圧が低くなっている可能性があります。理想的には、12V以上確保できるように、フィーダーを増やすなりの工夫が必要でしょう。転換に失敗する場合、CV515(3)の値を1秒程度まで増やすと改善される場合があります。事実、他社製では、1秒に設定されているものもあります。ただし、ポイントの電磁石はあまり良質の鉄心を使用していないため、長時間の通電により磁化されたり、発熱により性能が劣化する可能性があることを留意してください。